光る君へ第41回「揺らぎ」 2024.10.27
道長様がどんどん蚊帳の外、いや、端っこに追い込まれていますな…
あっちからもはじかれ、こっちからもはじかれ。心の支えはまひろってところですか?
しかし、まひろは、中宮・彰子に、お仲間を作っては?と中宮を味方するような発言。道長を応援しないの?と思ってしまう、そんな印象の回でした。
1.三条天皇、内裏に入る
三条天皇に変わり、何やら雲行きが怪しい。
前回、左大臣の言いなりにはならないと言っていましたからね。
道長は、三条天皇に「朕の関白になってもらいたい」と頼まれます。(頼まれるという表現があってないかも)しかし、道長は断ります。
三条天皇は、その代わり朕の願いをひとつきけと。「娍子(すけこ)を女御とする。妍子(きよこ)も女御とする。」とな。
えーっと、どっちがどっちで。なんだって???
私、歴史が疎いので、「女御」が何をするのかよく分かってません。すみません。
道長はこれも前例がないと反対しますが、三条天皇(以下、帝)は、関白にならないっていうのを認めたんだから、こっちは認めろと言う感じで、帝は一方的に決めてしまいました。
2. 道長の思い。重い。
そして心を癒したいからか、道長はふら〜っとまひろのところへ。
道長「まだ書いておるのか?」
まひろ「随分な仰り方ではありませんの。書けと仰せになったのは道長様でございますよ。」
時々思うのですが、なんでこんな頑固な女が好きなんですか?笑。聡明だから?まぁちゃんと仕事はしてるからなぁ。
まひろは、敦成を東宮に立てたのはなぜか、より強い力をお持ちになろうとされたのは…?と問うと、
道長「お前との約束を果たすためだ。やり方が強引だったことは承知しておる。
されど俺は、常にお前との約束を胸に生きてきた。今もそうだ。
そのことはお前にだけは伝わっておると思っておる」と。
きゃー!と女子は言うところですが、まひろは複雑なお顔。感動してグッときている顔なのか、まだそんなこと思ってたんだ…という戸惑いの顔なのか。
3.清少納言、吠える。
伊周が乗り移ったのかってくらい、噛み付いてましたね。
藤壺で中宮様を囲って、歌を詠みあっていた面々。そこに訪れた清少納言。
帝が亡くなられたので、まだ喪に服しているのかと思いきや、華々しい着物をきて和気あいあいしていたものだからビックリ。
中宮が「敦康様はお健やかか?」と声をかけると、清少納言の顔が一変。
「もう敦康様のことは過ぎたことにおなりなのでございますね。」と。
楽しい歌を詠む会が、ピリッと場が凍りついてしまいました。
歌を1首詠んでいただけないかと、赤染衞門が声をかけますが、
「ここは私が歌を詠みたくなる場ではございません!」と。
変わっちゃったね、ききょう。
4.御簾越え
つばき餅のお礼に手紙をかいた中宮。それを見て飛んでやってきた、敦康親王。
でも、中宮は御簾の中。敦康は「お顔が見えませぬ。お顔が見えませぬとつまりませぬ」といきなり御簾をあげて、中宮のそばに寄ります。
敦康「光る君のようなことはいたしませぬ」「ただ、お顔が見たかっただけにございます。」
敦康は、中宮様に会うだけで幸せなんですね。そんな笑顔が印象的でした。
この御簾越えを行成は道長に報告。
道長は、敦康を内裏への出入り禁止にしておけと言いますが、行成は、敦康様から多くのものを奪いすぎで、敦康様がお気の毒と反論します。
行成が道長に反論するのは珍しいというか、初めてのことかもしれません。
5. 中宮、仲間を作る。
敦康の御簾越えをきっかけに、道長は中宮に、これまでのように会うのはどうかと、遠回しに注意しました。
中宮は、まひろに「敦康様のことを弾き出そうとされておられるのであろうか」と相談します。
まひろは、「敦成様を東宮とされたゆえ、敦康様の様子が気になられるのではないでしょうか。」と答えます。
こういう時の言い回し、まひろはうまいですね。なんて答えるのだろうと、個人的にいつもワクワクします。笑。
中宮は「されど、この先も父上の意のままにはなりとうはない」
少し考えたまひろは「ならば仲間をお持ちになってはいかがでしょう。」と提案しました。
↑ここ。ここも、『まあまあ、父上の言うことも聞いておきましょう』など励ますとか、その場しのぎとかではなく、全く別の角度で、中宮を応援するようなアドバイスができるって言うまひろが凄いなと感じました。
そして、中宮は、腹違いの弟たちも含めて、4人の弟たちに声をかけました。
中宮「我らは父上の子であるが、父上をおいさめできるのは我らしかおらぬとも思う。父上のより良き政のためにも我らが手を携えていくことが大切だ。」
本当にずいぶんご立派になりました。中宮様、素晴らしい。
6. 御簾越え パート2
藤壺に入った、妍子(きよこ)。
やりたい放題ですね。
自分の旦那より、自分の旦那の息子の方が気になる妍子。
藤壺に呼び寄せ、挙句自分から御簾を出て、敦明に近寄ります。「す・き」など囁いて、なんたるやつだ!笑。
しかし、それを目撃した娍子。「そこまで!!」と止めに入ります。そして、息子が無礼を働いて申し訳ありませんと謝ります。敦明が悪いわけではないですが、そういうことにしたのでしょうね。
妍子の今後がどうなるのか、ちょっと楽しみ!いや、かなり楽しみです。
7. 息子、出家する
帝が、娍子の弟、通任(みちとう)を参議に任じようと言います。
道長は、通任は半年前に蔵人頭になったばかりでまだ早いのでは、と反対しますが、
帝は、左大臣も息子たちを取り立てているではないか。道長の次男、教通も帝のそばに仕えさせたんだからいいじゃん、と。そして、道長と明子の子、顕信を蔵人頭にしてやろうと提案してきます。しかし、これも道長はまだ早いからと断りました。
それを知った顕信は、蔵人頭になりたかった!と道長に言います。道長は、帝に借りを作りたくないから焦るなと諭しますが、明子が、息子のことより自分のことの方が大事なんですねと怒ります。
顕信は、「私は父上に道を阻まれたのですね。私はいなくてもいい息子なんですね!」
明子「許しませぬ。帝との力争いにこの子を巻き込んだあなたを、私は決して許しませぬ!」と怒りをあらわに。
このことをきっかけに、顕信は、比叡山に出家してしまいました。。。
8. まとめ
明子の怒りがMAXで、次回、道長は呪詛されてしまうのでしょうか。
まだまだ事件が起こりそうな気配。
でも、事件がある方が面白い。大河ドラマですもの。
道長は帝によって、はたまた明子によってどうなってしまうのか、次回を楽しみに待ちたいと思います。
(ブログアップした次の日が放送日だけど…。アップが遅すぎ。。。)